今や国民的人気アニメとしてBIG3に入る、モンキー・パンチ原作のルパン三世。怪盗ルパンの孫であるルパン三世が愉快な仲間たちとともに暗躍する?コメディータッチのストーリーが魅力を引き立てます。
そんなルパンが作中で乗り回す愛車たちにスポットを当ててみました。かげの立役者とも言える愛車たち、現実にも存在する車種であることがわかり、その値段がお幾ら万円なのか?ちょっち気になったので調べてみました。
またルパン三世のアニメの声優さんが何度か交代してるのはご存知でしょうか。慣れ親しんだ声優さんが悲しくも交代してしまう理由がなんなのか、そこら辺の事情も少しアンニュイ気味になりつつもその真相について迫ってみたいと思います。
ルパン三世の無機質的な相棒である愛車と声優さんに、何かしら興味がありましたら御覧くださいませw
Contents
ルパン三世の愛車のお値段はお幾ら万円??
ルパンは浮気者!?
ルパン三世といえば車、そんなイメージをお持ちの方もいらっしゃることと思います。かく言う手前も、あの作中でやり過ぎなくらい破壊されていく車が、なんとも滑稽で記憶の片隅に残っています。(だんだん車のパーツが取れていき最後には、ハンドルと骨組みだけになる車の姿になんか胸キュンでしたねww)
そんな手前にとってもルパンにとっても愛着のある車、実はルパン三世でルパンが乗り回す愛車は20車種くらいあることが分かりました。(ルパンはかなりの浮気者のようです)まあ、本業が怪盗ですから色んな車を盗んでは変え、盗んで変えを繰り返した結果だと思いますが、これはあんまりだと感じてしまいます(捨てられた車たちがかわいそうですよ本当!)
大きなお世話なので、話を戻しますが、実際はルパンも何となく愛車が飽きたから乗り換えてるというより、怪盗家業なだけにカーチェイスする機会が多々あり、それで故障して乗り換えるといったやむを得ない理由があったのでしょう。
このようにルパン三世の中で、被害にあってしまった?ルパンの愛車達を厳選してご紹介していきたいと思います。
《ルパン三世の被害車~其の一~》
(車の目にあたるライトがイラストの方が寄り目に見えるけど、同車種と断定できそう)
- 車種:メルセデス・ベンツSSK
- ルパンの初代の愛車
- 1928年~1932年に生産されたドイツ車で生産台数40台程度の激レア車
- 2004年にイギリスのオークションでお値段日本円にして約8億円で落札された
クラシックテイストの中にベンツ特有の重厚な感じがファンの間では堪らない逸品。
《ルパン三世の被害車~其のニ~》
(アングルが多少違うので、分かり辛いですがたぶん同車種でしょう。)
- 車種:アルファロメオ・グランスポルト・クアトロルオーテ
- 作中で壊れていくポンコツ車として愛嬌のある車
- 1960年代に世界で82台しか生産されなかった希少車
- 生産台数がメルセデス・ベンツSSKの倍なのでお値段、推測4億円程度?
希少なアルファロメオをルパンは何台オジャンにしてしまったのでしょうか?
「カリオストロの城」で一世を風靡??
《ルパン三世の被害車~其の三~》
(エ~こんなにもコンパクトなのか??デフォルメ過ぎない?w)
- 車種:フィアット500F(チンクェチェント)
- 劇場版「ルパン三世カリオストロの城」から登場
- 1957年から77年にかけて生産
- 累計400万台生産された「NUOVA 500」というモデル
- 中古相場で値段は120万円~130万円
コンパクトでキュートなフォルムに、世間一般から見ても人気高い逸品。
《ルパン三世の被害車~其の四~》
(見た目凄いシブいレトロチックなスポーツカーですねw)
- 車種:AC コブラ 427
- TV特別版「EPISODE:0 ファーストコンタクト」で登場
-
1960年代に大人気だったスポーツカー
-
お値段にして1億円以上の価格で取引されていた激レア車
生誕50周年を記念して、復刻版を限定数量生産し2000万円程度で取引された逸品。
以上、注目度の高いルパン三世の愛車とその相場のお値段を掻い摘んでお伝えしました。おそらく極一般的にルパンの愛車として有名なのは「カリオストロの城」での使用車、フィアット500Fでしょうか。実写版映画のルパン三世で使用されたこともあり、この車の印象が一番強いかと思われます。
さらにこのフィアット500は、現在もモデルチェンジしたとはいえ新車として販売されています。お値段にしてスタンダードタイプで200万円前後で購入できるようです。
流石に20車種も乗り回してるだけあって、クラシックカーに始まり、コンパクトカーやスポーツカーと様々な車種を乗りこなすルパンは、お値段関係なく高級車だろうがなんだろうがおかまいなしといった感じなのでしょうかね。
アニメ声優交代、その真の理由とは!?
山田康雄フォーエヴァー!!
ルパン三世は、1971年にTVシリーズ第一弾がスタート、その後、TV特別版や劇場版など、ご長寿アニメとして人気を博してきました。これだけの長期間に渡りアニメ化されたルパン三世の魅力は、それぞれのキャラを演じる声優さんにあるといっても過言ではありません。
ルパンと言えば、山田康雄さんが手前の中では定番でした。山田さんの声が聞き馴染み、定着していたのでご逝去され、急遽栗田貫一さんがルパンの後任になったことが中々受け入れられませんでした。
元々、栗田貫一さんは山田さん演じるルパンの声マネをよく披露していて似ていたので、それが理由となり後任として抜擢されたようですが、声の線が細いというか渋さが足りないから違和感がありましたね。
栗田貫一さんは、今ではルパン歴20年以上と板についてきた感はありますが、やはり手前にとってのルパンは山田康雄さんがしっくり来るんですよね。
アニメの世界において、声優さんが交代するというのは、キャラがまるで別人になったと考えられなくもないことから、声優さんが交代するというのは一大事であり、一種のカルチャーショックと捉えてもおかしくないと思っています。(交代がミスキャストだったらその世界観が損なわれてしまうことも)
それだけ重要な声優の交代は、慎重に行ってもらいたいところですが、山田康雄さんから栗田貫一さんへの交代以外にも、声優陣の交代がルパン三世においてあったようです。
その前に、ルパン三世のTVシリーズの歴史を軽く振り返ると
- 1971年 – 1972年 ルパン三世(第1シーズン)
- 1977年 – 1980年 ルパン三世(第2シーズン)
- 1984年 – 1985年 ルパン三世 PARTIII(第3シーズン)
- 2012年 LUPIN the Third -峰不二子という女-(スピンオフ)
- 2015年 – 2016年 ルパン三世(第4シーズン)
このような歴史的背景のなかで、ルパン以外の声優陣の交代が、意外にも実は3回ほどあったようです。
CVの人選は慎重且つ厳かに...
まず、第2シーズンの段階で
- 峰不二子 – 二階堂有希子さん→ 増山江威子さんへ
- 石川五ェ門 – 大塚周夫さん→ 井上真樹夫さんへ
第2シーズンになったところで、峰不二子と石川五ェ門の声優さんが交代されています。交代の理由は憶測ですが、二階堂有希子さんと大塚周夫さんがこの時点で声優活動をされていなかったのでは?という説が濃厚のようです。
手前にとっては、峰不二子は増山江威子さん、石川五ェ門さんは井上真樹夫さんの印象が強く、正直前任のお二人の声の記憶がありませんね。
次に、意外と知られていない声優陣の総入れ替えという事態が勃発しました。
劇場版の第4作であり、1987年の「ルパン三世 風磨一族の陰謀」において
- ルパン三世 - 山田康雄さん → 古川登志夫 さんへ
- 次元大介 - 小林清志さん → 銀河万丈さんへ
- 石川五右衛門 - 井上真樹夫さん → 塩沢兼人さんへ
- 峰不二子 - 増山江威子さん → 小山菜美さんへ
- 銭形幸一 - 納谷悟朗さん → 加藤精三さんへ
ルパン三世の黄金メンバーとも言える声優陣を一新したことで、あらゆる方面から反発、波紋が起こったそうです。製作側として、経営不振からギャラの高い山田康雄さんらを降板させて制作費を抑えるのが交代の理由とされています。
その一方で、これまでのイメージと異なる作品にしようと、山田康雄さんのコミカルな演技を良しとしない制作側の意図があったとの説も交代の理由にあったようです。
山田康雄さんら声優陣へのこの交代の説明が伝達不足を招き、食い違いが生まれ、わだかまりとなった山田康雄さんがこの作品の公開後に、モンキー・パンチ氏に激怒した話しは有名な逸話となっています。
結局この騒動で罪悪感を感じたモンキー・パンチ氏が、それ以後謝罪を込めて元通りの声優陣の抜擢により今回限りの声優陣総入れ替えとなったのでした。
アニメ化祝40周年の大リニューアル!?
そして、2011年に山田康雄さん以来、16年ぶりとなる声優陣変更が
- 石川五右衛門 - 井上真樹夫さん → 浪川大輔 さんへ
- 峰不二子 - 増山江威子さん → 沢城みゆきさんへ
- 銭形幸一 - 納谷悟朗さん → 山寺宏一さんへ
約1年間に及ぶオーディションの結果、3人の声優さんが交代されました。声優陣の交代その最大の理由は、加齢が原因とされています。
声優交代時の年齢がそれぞれ、井上真樹夫さん70歳、増山江威子さん75歳、納谷悟朗さん81歳となり、「声の張りがなく聞くに耐えなくなってきた」などの厳しい意見から、70~80代の声優ではやはり限界だろうとのことで一致。制作側としても長年共に作品を作ってきた仲間だけに苦渋の選択を強いられる結果となったようです。
以上が、ルパン三世の悲しきかな声優陣の交代とその理由についてお話しました。最終的に初代から一戦で活躍してるのは、次元大介のCV小林清志さん唯1人となりました。(例の1回限りのイレギュラー交代は除く)
小林さんに関しては、本人の続投希望が強いのと、あの次元の声を出せるダンディな声の持ち主が他に見つからないことが現状維持の決め手となっている模様です。
まとめと雑記
- ルパン三世の愛用車が現実の車種と判明
- その数、希少車激レア含め20車種にも及ぶ
- 値段の相場は億超えの超高級車から200万円程度と様々
- 声優陣の交代は、山田康雄さん含め計4回
- 一度は猛反発を受けるほどのイレギュラー交代だった
- 声優陣の交代理由は、1つに加齢によるもの
- 声優のフェードアウトや、ギャラと演技の問題だった
ルパン三世の愛車たちは、車種もその値段も様々だったことがよくわかりました。手前にとってのナンバーワン車種は、アルファロメオ・グランスポルト・クアトロルオーテですかね。やはり値段というより、あの壊れる車が妙に愛嬌あって良いんですよねw
そう言えばこのモデルが使われた、TVシリーズのCM前カットでルパンが車に乗り損ねてコケるシーン。その時、女性のバックコーラスが流れるのですが今までてっきり「ルパンがさ~~~♪」からのルパン、コケる「あれ??」だと思ってました。
ちょっと分かり辛い説明で申し訳なかとですけど、アレって本当は「ルパン ザ サ~~ド♪」だったんですねw(長年の誤解が解けて、なんかほっこりしてしまいましたよ。)
また、ルパン三世の声優陣交代は、ご長寿アニメだけにその慣れ親しんだ定着感から、できれば避けてもらいたい事象なんですが、そこは割り切らないとダメなんでしょうね。
意外と思ったのが、騒動まで巻き起こした一度限りの声優陣総入れ替えでの交代劇の理由でした。この時、ルパン三世役に抜擢された古川登志夫 さんなどは、とんだトバッチリを受けたとの証言もあるご様子。別に古川さんたちは職務を全うしただけで何も悪くないのに、バッシングやブーイングなど誹謗中傷を受けたのは流石にカワイソ過ぎる...
でも、古川登志夫 さんがもしも、ドラゴンボールのピッコロの声でルパン三世を演じていたらプププとなってしまうかもしれませんよねww (もしやそれが不評だった理由だったりラジバンダリ~♪」)この作品まだ見てないので試しに見てみたくなりました!!
最後に、モンキー・パンチ氏はネコ・パンチを意識してペンネーム決めたのだろうか??そこが猛烈にこの木なんの木気になる気w(それと西遊記も...)
では今回は「ルパン三世の愛車の値段を査定!?声優が交代した意外な理由とは!?」について独断と偏見、そして妄想をタップリ混じえながらお伝えしました。
最後まで読了いただき、感謝、感激、 LUPIN the Third!!